TOEIC新制度初受験|3ヶ月半で865点
10数年ぶりのTOEIC受験
先日TOEICを受験してきました。タイムマネジメントが不要で、模試でも9割得点していたリスニングが完敗。一方でリーディングは時間が余るという結果でした。
ところで、リスニングのディレクション中にリーディングのPart5を解くという知られたテクニックがありますが、最近禁止行為に加えられたことを知らず、試験開始直前に机の上にあった受験のしおりを見て気が付きました。危うく退場になるところだったわ。
TOEICは試験前に音声チェックがあるので、着席が試験開始の30分前と早めです。トイレは会場で済ませたのですが、試験官による説明が終わり、試験開始まで10分を切ったところで相次いで二人の受験者が「トイレ行っていいですか宣言」。困るんだな~こういうの。自分のことまで気になってしまい、おかけで最初のリスニングPart1、Part2は集中力が3割欠けた状態に。
試験前の準備、過ごし方、当日の体調、精神状態、ほとんどすべて完璧だっただけに、試験の手応えがイマイチだったことだけが悔やまれます。こればかりはホント、実力ってことですね。
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オンライン結果発表
で、その後オンラインで試験結果の発表がありました。TOEICを受験するのは今回が2回目で、2006年5月に導入された新形式の試験では初めての受験となります。前回の1回目のスコアは735だったので、今回の目標は800としていました。
受験を決めたのは今年の5月。その後本格的に試験勉強を始めたのが8月で、およそ3ヶ月半を試験対策に費やしました。スコアは以下の通り、865でした。
LとRで見事にSymmetry Breakingしておりますが、受験したあとで感じた手応えと全く逆の結果でありました。しかし目標の800点はクリアできました。
Official Score Certificate(公式認定証)が届く
オンラインでの試験結果の発表の6日後にOfficial Score Certificate(公式認定証)が届きました。総受験者数や平均点、標準偏差はこの認定証が届くまでわかりません。
という訳で偏差値を計算してみたところ、67。大学受験のときも英語はこれくらいでしたので、あまり大したことはない、というか成長していないということですね、、、。
使用した問題集
以下、今回の受験で使用した問題集を紹介します。
1.新TOEICテスト 直前の技術/アルク
受験を決めてから最初に購入しました。TOEIC受験で必要とされる定番テクニックの基本が紹介されています。付属の模擬試験も含めて2周しました。
2.1駅1題 新TOEIC TEST文法特急/朝日新聞出版
Part5文法問題の解答スピード向上のためのトレーニングに使いました。4周解いて、後半の2周は一冊通しで時間を計りながら解きました。4周目は1冊118問を32分で解けるようになりました。
3.新TOEIC TEST 文法特急2 急所アタック編/朝日新聞出版
上記の「1駅1題 新TOEIC TEST文法特急」の続編にあたる問題集です。1冊では物足りなかったので購入しました。これもやはり4周解いて、最後は1冊130問を36分で解けるようになりました。
4.TOEIC(R)テスト 究極の模試600問/アルク
難易度の異なる3回分の模試と解説が付いています。それぞれ2回解きました。
5.TOEICテスト新公式問題集〈Vol.5〉
2回分の模試と解説が付いています。これも2回ずつ解きました。
以上の全ての問題集にCD、もしくはダウンロード版の音源が付属していますので、リスニング対策はそれらをiPodに入れて、問題集を解くのとは別に毎日1時間ほど聞きました。
無駄に文法の参考書などに手を出さず、基本的なテクニックを覚えたらあとは模試でリスニングPart3、Part4の先読み技術を身に付け、リーディングの解答スピードを上げる訓練に専念するのが良いと思います。
ちなみに今回紙のノートや単語帳は1冊も使わず、全てgoogleドライブのスプレッドシートに解答と採点結果を記録していきました。模試は問題集に付属していた解答用紙をコピーして使いましたけど。
わりと楽しみながら取り組むことができたので、1~2年後くらいに目標900点以上とかいってまた勉強を始めるかも。
TOEICを受験する意味~気象予報士試験との比較~
世の中にはTOEICを人事評価や採用条件に導入する企業が増えている一方で、実践的な英語力を正しく測定できていない、とする意見もあります。
しかし英語ができる・できない、という話とは別に、TOEICのスコアには受験者が有する「情報収集能力、計画立案能力、計画実行能力」が反映されているのではないかと思います。そういった意味で、企業が評価基準の一つとしてある一定のスコアを要求するのも全く意味が無いということではないと思います。
では本ブログでも記事を沢山書いている気象予報士試験はどうなんでしょうか?上記3つの能力に加えて「問題解決能力」が必要と考えます。TOEICの受験者数は気象予報士試験に比べて300倍にもなります。参考書や問題集の充実ぶりは比較にならず、いわゆる定番の受験テクニックなるものも巷に溢れています。
ところが気象予報士試験では情報が圧倒的に少なく、素人が独学で合格するためには、そのような状況下においてゴールに至るアプローチの仕方を多くの場合自分で考えなければなりません。(そのような中で試したのが「プロジェクトマネージメント(プロジェクトマネージャ試験)」を応用するという戦術です。)
実際に両方の試験を受験してみた感覚では、おそらく気象予報士試験の合格を目指すということはTOEICに例えるなら990点を目指す、くらいのノリだと思います。それだけに気象予報士の評価に対する社会的な認知度がイマイチで、活躍の場も限られている現状を残念に思います。
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